十人十色@10/22

今更感満載ですが(汗)、奈良ライブレポです。自分の記録の為と、あとこれ書かないと他のことが書けないような気持ちに何故かなってしまって(苦笑)、もう需要ないよなーと思いつつ上げてみる。
ありがたくも、自分で取れたオーラスだけでなく同行のお友達が当ててくれた、今回の初日にも行くことができました。
本編に関しては、静か、という印象が強かったなと。穏やかというのとはちょっと違う、もう少し研ぎ澄まされたような雰囲気。静謐、と言ってしまってもいいくらいに思えた。静かな曲だけやった訳じゃないし、踊らずにいられないファンクだって勿論あったんだけど、そういうことではなく。つよしさんの佇まいが静か、だったのかな。
それと歌声も、6月の奈良や平安神宮ではすごく艶っぽいと思ってドキドキしたけれど、今回はそういう感じはあまりなくて。上記の静かという印象にも通じるけども、水が沁み入ってくるみたいな歌声だったなと。それこそ本当に、"水声"だった、と思う。
以下、長いので(笑)畳みますー。携帯の方読みづらくてすんません…。


会場へ入ると静かなピアノ独奏が流れていて、6月の時も気になったんだけどやはり生演奏ぽい。ステージはほぼ真っ暗な上前回と同じく薄い膜が下ろされていて、誰かそこにいるのかどうかは目を凝らしても分からなかったんですが。客電が落ちて幕が上がると、その時既につよしさんがマイクの前に立っていた前回と違い、マイク横のキーボードを弾いている姿が。その間演奏は途切れず、やっぱりつよしさんが弾いてたと確信。じゃあ多分前回もだよな…。私はいつも結構直前まで会場に入らないので分からないですが、開場してからずっと弾いてたのかな?だとしたら結構凄いことじゃないかと思うんですけど…だってつよしさん、幕の向こうでずっとお客が入ってくるの見ながらピアノ弾いてるんですよ!ステージ暗いから客席丸見えですよ!あんまり他の人のレポとか見てなくてついったでちらちら見ただけの範囲では、そこ書いてるのは見なかったような…。
幕が開くとステージにはつよしさんのみで、ピアノ独奏が続く。背景には白く光る月と、月に照らされる静かな海。今回も曲前に文章が映し出されるスタイルで、このピアノ演奏の時は曲が流れる中少し長めの文章が。「水の惑星 地球」「僕たちの身体は水で出来ている」「だがこの水が何処から来たのかは 未だに分かっていない」(この間もうちょっとありますが覚えられず…)「月を見上げると ため息を押し返すように そっと答えてくれる」「水声 を聞きなさいと」…うろ覚えですがこんな感じでした。ため息を押し返すように、という表現がいいなと思ったのでそこは間違ってないはず(笑)。つよしさんが弾いていたのは、私はその場ではてっきり即興だと思っていたんですが(ちと長かった+終わりそう…と思うと終わらない、という感じだったので)、帰ってからついった見たらにじのうた初回Aの『月』と書かれてまして。そうだっけ、とCD聴き直してみたら、うーん…確かにそうだったかも、と(笑)。そもそも即興っぽい曲よね…。んで曲が月で文章の内容もそんなだったので、背景が月に照らされた海なんだというのは分かるんですが。しかしつよしさんの意図がどうなのかはともかく、そんなの見たらついどうしても、よっ夜の海…!と連想せざるを得ませんよ…。座長がふわっとひらっと頭の中で舞っちゃうよ…。
メンバーさんたちがステージへ出てきて、『空が泣くから』。文章は「空が泣くから」「僕らの道は続いていく」「僕らの恋や愛は続いていく」…もう少しあったかな。イントロがピアノで始まり、全体的に静かめなアレンジ。レナードさんがいたので、和太鼓での雷がもう一度聴ける!と期待しましたが、普通に雷SEでちょっとがっかり(笑)。でもかっこよかったー!つよしさんの低音の声がすごく太くて深い響きで、低音もこんな声出せるようになったんだなーと感動。
「日本列島を上から見ると 龍が身をくねらせて 鳴いているように見える」(もう少しあったけど)というような文章が出て、『NIPPON』。少しキーを下げてゆったりめの、大人っぽい雰囲気のアレンジ。身体を左右にゆらゆら揺らしながら聴きたい感じ。始まりが静かなので2階席の人は皆座ったままなんですが、この辺で立ってもいいかな…と思い始めるわたくし(笑)。何種類もの色鮮やかな花を組み合わせた映像がすごく綺麗。
『white dragon』文章は覚えてません…。この後、曲感想で曲前の文章書いてないのは、覚えてないだけです(笑)。直後にメモとっとくんだった…。 NIPPONからインターバルなしで演奏が続いて、やがてイントロが始まるもののどの曲かさっぱり。歌い始めても、なんか聞き覚えのある感じはするけどなんだっけと思うほど分からなくて、♪アイムアファンキーホワイトドラゴン、まで来てああっ!とようやく(笑)。いやマジでそれくらい全く別物のアレンジで、これもうものすっごくかっこよかった!ちょっと震えが来るくらいでした。特にギターアレンジがめっちゃよかったな〜。あれ蘭丸に弾いてほしいわ、絶対本領発揮でハマると思う(笑)。なんていうか、ちょっとアフリカの匂いのするファンク、て感じでした。ああ、これもう1回聴きたい!去年平安神宮でガラッとアレンジ変わった時も思いましたが、やっぱりスウィンゴさんの加入が結構大きいのかな?(そういや今年の平安は十川さん&スウィンゴさんのWキーボードで豪華でした) 映像は龍の身体をアップにしたような、鱗が波打ってるみたいなものでした。
Love is the key』建さんのベースラインが力強い。これもゆったりめで、気だるく艶っぽい感じのアレンジ。いつもは盛り上がるところとか音を絞るとかつよしさんが手で指示するけど、今回は最初から決まっているようでした。NIPPON、ホワイトドラゴン、ラブイズザキーの今回の流れは個人的に好きすぎて、これが映像なり音源なり残らないのは勿体なさ過ぎる…とじたじた(笑)。
『Say Anything』確かこの曲の時だったと思うけど、「山から海へと 水が流れていくように」「愛は求めるものなんかじゃない 捧げるものなんだ」という文章が…ふぁーみりーーー!!と胸のうちで叫ぶわたくし(笑)。高めの椅子(スツールっていうんですかね?)に腰掛けて歌うつよしさん。そんなビジュアルと、ジャズっぽいアレンジ(ソウルかなーとは思いつつ)とで、なんかジャズバーでスタンダードナンバー歌ってる歌手みたいに見えました(笑)。酒飲みたくなったよね…。
『時空』この曲の時はいつもレーザーの使い方とかすごく綺麗なので、つよしさん見ずに周りばっかり見てるわたくし(笑)。今回はやはり水のイメージで、青い波型レーザーが会場の空間を満たすように。水の中から水面を見上げているような感じ。前にこの曲のこと、久石譲っぽいと書いた気がしますが、今回ふとこれオーケストラアレンジにするとすげ壮大でいいんじゃね?と思ったりしました。
ソメイヨシノ』今回も花びらがひらひらと降り注いで、それだけでふおお…!となってしまうんですが(笑)。この曲は大体いつもほぼオリジナルバージョンで演奏されますけど(ピアノのみになるくらい?)、今回はサビに至るまでは静かめのアレンジに。詞の内容からして元々なんですが、あまり声を張り上げない歌い方でより鎮魂歌のように感じました。
『街』これも大幅なアレンジ変更はないですが、やはり少し静かめになってるなーと。いやー、最初の薬師寺でこれ聴いて以来、歌われるたびに胸が熱くなるよね…。「君が苦しめられない保証が この街にもあれば」と「この身体 まだいけるさ」はどうしても涙腺が…。
『縁を結いて』元々祈り歌だなあと思うんですが、よりそんな感じがしたと思います。水海天地球体のくだりがすごく好きなんですけども、ライブで聴くとほんと沁み入るようでした。
ここで前回と同じく一旦ハケて、アンコールへ。しゃべらずにそのまますぐ『Nijiの詩』。PVがバック一杯に映し出されて、石巻の海が目の前に迫る感じに圧倒されました。
そしてようやく話し始めるつよしさん。東北ツアーでPVを撮ってくれたカメラマンさんにお会いしたとか、今回ツアータイトルに水という言葉を入れた理由とか。津波や台風被害、タイの水害など水に関係した大きな出来事が多かったり、人間の身体も水で出来ているから、というような話。…と真面目に語り出したんですが、割とすぐに火星にも水があるとかないとかと話し出した辺りから脱線(笑)。来年には民間の会社で宇宙旅行ができるらしい、と急に「たけうちくんが行くらしいですけど」と話を振り、タケさん弄りに(笑)。ドイツの衛星が落ちるらしいとか、それこーちゃんと話すればいいじゃない、と思ったファンが私を含めどれだけいたことか…てかこーちゃんから聞いたのかしら(笑)。何が起こるか分からへんね、「何が起こるか分からない」と簡単に言えなくなってしまった、と真面目トークに戻ったかと思うと、民間人で宇宙行く人が出てくるんやで…とすぐにまた宇宙話になってそれからはもう脱線爆笑トークに(笑)。その中で次元がどうとかいう話をしてて、「こないだそんな曲作った」「来年のシャーマニッポンでやるから」と。スペイシーな曲ってこと?どんなのか想像もつかないけど(笑)、今年の雰囲気とはガラッと違う、ばふあうとの連載みたいなどぎつい感じになるのかな!だといいな! てな感じで宇宙話をかなりしてて、その民間の宇宙旅行についてもやたら詳しく語ってたりしたので、やっぱこーちゃんから聞いたんちゃうんとにやにや(笑)。でもつよしさんの語る宇宙話はこーちゃんの好きな宇宙話とはちょっと違うのよね(笑)。グレイは無理だけどアバターだったら何とか付き合えるかも、第9地区(アメリカのSF映画。ちょっと観たいかなーと思ってるうちに終わってたな…)のエビみたいな宇宙人はちょっと、とか、とにかく下らない話をタケさんと適当に続ける(笑)。でもそんな中で、「想像力は人間の最大のテクノロジーだと思う」と、何だか名言っぽいことを言ったりもしたけどね!
名越さんやホーン隊の皆さんなど他のメンバーさんも弄ってからセッションへ。東北でご当地ファンクというのをやっていて、という流れで奈良は何がいいかと。鹿とか大仏さんはメジャーすぎるから、とあれこれ考えた挙句に「茶粥」(笑)。そこからギターを弾き始めてフレーズを考え、メンバーさんにも指示を出し、♪ちゃ・ちゃ・ちゃ・ちゃ・ちゃ・ちゃ・ちゃ・がゆ♪と♪神・神・仏 神・神・仏♪(最初「かしこみかしこみ南無南無南無…」と歌おうとして、これはあまりにもちょっととやめてこうなった)の2つのフレーズを繰り返す形に。茶粥は「チャ我YOU」だそうです(笑)。いやーこれ、すげーアホなんだけど(笑)何気に高度なことやってるよね…いいよね大人のお遊びって感じで(笑)。でもあの、お坊さんが何人か見にいらしてたようですが…大丈夫でしたか…(笑)。そしてスウィンゴさんがMC役になって、バトル形式(メンバーさんを2人指名してそれぞれソロをやる)のセッション。スウィンゴさん盛り上げ上手!レナードさんの和太鼓とコーラスさん(名越さんの奥様)との和セッションとか、面白い組み合わせですーごい楽しかった!最後は勿論つよしさんなんですが、ギターを弾いてはいるけど音が出てない?あれこれペダルを踏んでみたりもしてるのに何も聴こえないなーと思ったら、おもむろに♪何も音が出ない 僕の音が出ない♪と歌い始める(笑)。慌ててスタッフさん出てきてギターやアンプを色々弄るものの音は復活せず、その間ずっと適当に歌い続けるつよしさん。が、結局ギターは諦めてマイクを持って歌い始め、客席大歓声。♪Love Love Love…と繰り返す。かっこいい!
で、セッション終わりからお馴染みのイントロで『Blue Berry』。ジャンプも勿論ありで、最後に踊って飛んで大盛り上がりで終了!本編のしっとり具合からは想像もしなかったような(笑)、笑いすぎて涙が出たり汗をかくほど飛んだりとめっさ楽しいアンコールでしたー。最後にメンバーさんを1人1人紹介しつつ、終わりそうで終わらない適当トーク。つよしさんしかいないけどキンキコンのトーク的な(笑)。「今夜は夢の中で僕を好きなようにして下さい」などと言って客に悲鳴上げさせたり…うん、まあ、元々してるけどね妄想で。(色々すんません…) 東北に行ったり台風被害のこともあったりでもっとしんみりしたトークになるかなと思ってたんですが、意外にも爆笑トーク&セッションで大いに盛り上げてくれて、つよしさんの楽しそうな姿をたくさん見れたのでなんか安心しました。つよしさん男前や…(感涙)。