にじのうた

タモステつよしさん、登場した瞬間かっこいい!ときゅんとした後、衣装がおとなしめだなあと思ったけどもあれ全然おとなしい格好じゃないよね(笑)。水中で歌ってるみたいな綺麗なライティングの中、まさに龍神様って感じだなあと惚れ惚れ。
平安神宮の時もそうだったけど、抑え気味に歌ってるなと。でもそれが逆につよしさんの心を伝えてくるような。何となく、波紋みたいだなあと思った。このタモステだけじゃなく、平安神宮もシングルもそんな感じがするなあと。今まではつよしさんの思いは大きな波のように押し寄せてきて、それに上手く乗れる人もいれば飲み込まれてしまう人も押し流される人もいたと思うけど。今は静かに滴る水が作った波紋のように、すうっと広がって届く、そんなイメージ。それがきっと今のつよしさんなんだろうと。
多分十人十色でもそういう兆候はあったんですけども、祈りというコンセプトと水のイメージとを強く持ったことで、波紋のように静かに届くうたになっているのかなと。台風によるライブの中止とか大きな被害が出たことなどを経て、更にその傾向が強まっているのかもと思ったり。
こころみに出演された方の安否はまだ分からないそうですね…。ご無事でありますように。


シングルは全曲通して聴いたところ、もれなくやたらと気持ちよく眠気を誘われ、気がつくと再生が終了していたという…つよしさんの歌うバラードって今までもそういうことはあったんだけど、テンポの速いカケタまで眠くなったのでちょっとびっくりして(笑)。でも聴いた後で音人のインタビュー読んだら、「聴く人が安心して眠りにつけるように」こういうサウンドにしたという言葉があって、それでか!とものすごく納得。
そんな感じでふわっと、あたたかい水の中にいるみたいな感覚で聴いたので、これが好き!と突出してはいないんだけど。寧日はみなとみらいのタンクで少しだけアカペラで歌ってくれた、まさにその場にいたので、やっぱり思い入れはあるかなー。まさか5年も経ってから音源で聴ける日が来るとは…出すのにふさわしい時っていうのが巡ってきたんだなあ。
当時のことを色々と思い出し、ああちゃんとあの頃のつよしさんと今のつよしさんは繋がっているんだなあと、当たり前のことなんだけど改めて思ったりもして。思い出すとちょっと切ないような、その切なさを包みこんでくれるような、そんなシングルだなあと思うのでした。


音人読むと、この感じは今だから、今この状況でリリースしライブをするから、てことのようで。
次のアルバムはかなりアバンギャルドになるってことで、それはまためっさ楽しみだなと。やっぱり来年になりそうだけど、納得のいくアルバムを作れるのならそれがいちばんだから、いい子で待ってますよ!
音人では、音楽だけをやりたいわけじゃない、という言葉がありましたが。十人十色と平安神宮とを見て聴いて思うのは、つよしさんは今表現するということにとても貪欲なんじゃないかなと。一時歌よりも楽器みたいな時期がありましたけど、今はそうじゃないなと。歌も、楽器も、ファッションやグラフィック、書くこと、とにかく全ての表現する手段に対して貪欲になっているような。なんかそんな感じがしました。波紋のような穏やかさとそんな貪欲さとが、表裏のようでありながらも混然と同居し、上手くバランスを取っているみたいな。
そう思うとますます次のアルバムが楽しみっす!そして今キンキさんのアルバムをレコーディング中だそうで(韓国でこーちゃんがポロリしたそうな)、こんなつよしさんがキンキでこーちゃんと一緒だとどんな表現をするのか、それもまた更に楽しみだなと!


なんかいつにも増してイメージと妄想で語っててどうなのよ…(笑)。比喩ばっかりで何のことだか、みたいな…。