奈良初日 その2

兄弟めっさ良かった〜!その感想も書きたいところですが、まずはつよしさんライブのレポ続きを。
3公演終わったので畳まずにおきますが、仙台で追加があるということで、内容を知りたくない人はスルーして下さいね〜。うーんしかし、奈良3公演に仙台での追加を足しても、たったそれだけの回数っていうのがすごくもったいない内容だったぜよ…。



本編はひと言もしゃべらず歌と演奏のみで、曲の前に曲にちなんだ短文がスクリーンに映されるのだけがつよしさんのメッセージ。みなとみらいタンクの春公演の半ばから夏公演まで、MCを全くしなかった時期があったので、それを思い出してなんかそういう心境なのかと思いましたが(当時は自分が何か言うと波紋を呼んでしまいがちなのでいっそしゃべらないでいようと思った、と後で言ってましたが)。アンコールではいつもの感じのお説法があったので(笑)、そういうことではなかったようで。歌に込めた思いをまず感じて欲しい、ということだったのかな。すごく音楽の世界に浸れたので、いいやり方だったなと思います。
開演前はピアノ演奏(縁結の伴奏だったかと)がずっと流れていて、何気なく聞き流しているうちに、これって生演奏なんじゃ…とステージに目を凝らすものの何も見えず。ほぼ真っ暗にしてある上に薄い幕が下ろされているので(しょっくで階段落ちの後、こーちゃんの後ろに下りてくるやつです)(それはステージが明るくなって分かったんですが)、私がいた2階席からは全然様子が分からなかったです。ただ、バンドの人々が出てきた時に十川さんも出てきたので、生演奏だとしたら十川さんではない筈。でもステージが明るくなった時にはつよしさんはもうマイク前に立っていたので、その脇にあったシンセから移動したのかどうか確認できず。
ピアノ演奏から繋がる形で1曲目は『縁を結いて』。新譜っていうこともあるけど、今回のライブの1曲目にとてもふさわしい選曲だったなと。穏やかながら力強い歌声が染み入るようで、ちょっとじわっとしました。水海天地球体、のくだりがやはり生で聴いてもすごく好きだなと。そんでつよしさん、紺色のゆったりしたジャケットの胸に、赤い大輪のグロリオサを一輪挿してまして。赤い花か…!と二重の意味で(笑)おおーっと思いました。
「日本がト音記号に見えた」(もうちょっとあったけど思い出せるのはそれだけ)という文が映され、『NIPPON』。わあっと沸く客席。おおー去年と違う!パープル様や!とアガるわたくし。ほんでここからステージに出てきたギターさんの片方が誰なのか分からず、見たことないし音もつよしさんライブでは聴いたことない感じだし、気になって仕方なかったです(笑)。タンクの時に何度か出演された方だそうですが、お台場の時なら私は見てないかもなー。
次が『叶えkey』で(曲前の文章は忘れてしまった…)、パープル様の曲が続いて嬉しかったです。これかNIPPONかで、今日って歌もギターもいちだんとセクシーじゃね?なんかクるような気がするけど気のせい?と思い始めたような。
次の曲前の文章は「愛は唯一の温もり」という部分だけしか覚えてないんですが、確か世界に共通する唯一のもの的なニュアンスの文だったかと。んでその文が4つに分かれてそれぞれ収束して光になり、その光がすっと下に落ちるとそこに松明があって、光が本当にそこへ落ちてきたみたいにぱあっと炎が上がる…という演出がすごく粋でした。炎を背後にして『Love is the key』。ゆったりめの、かなりソウルな感じのアレンジ。あからさまなエロティックさはやや控えめだったけど、抑えつつも滲み出る艶が感じられて逆にエロい、みたいな。
『PINK』 曲前の文章は「眠れない夜に 引きずり込んだ朝日が」という表現がすごく印象的でそこだけ覚えてるんですが(笑)、その朝日がPINKになった…というような感じだったかと。PINKという文字の部分だけがピンク色になってました。やっぱり今歌われるこの曲は、アレンジも含め優しいというか穏やかですね。あの頃の自分だったり、傷つけてしまった人々(周りの人やファンも含めて)に向けて歌っているのかもな、と思いました。だから今また歌うようになったのかな、と。
「僕はここを愛してる」「愛をしている」(これだけしか覚えてないけど、この2つのフレーズの間にもうちょっとありました)という文章に続けて、『街』。ここを愛してる、でてっきり奈良ソングかなと思ってたら街で、「ここ」は奈良だけじゃなく東京のことも含んでるのかなと思ったら(だって故郷から離れて住んでいる都会での歌ですよね)、なんか泣けてしまったです。この曲が出た頃のこととかも思い出して余計にねー。
『Say Anything』 川に投げた愛がどこか流れ着いた先で優しい光りに包まれていたらいい、というような文章。基本スタンドマイクですが、ここはマイクを手に持って歌ってました。ゆらゆら気持ちよく揺れつつ、なんでこの曲は全部英語にしたのかなー、とか考えてた(笑)。(単純になんとなく英語の方が合うメロディーだと思った、のかなー)
ソメイヨシノ』の前の文は5行ぐらいあって長かったんですが、後ろ2行が「年を経る程に この花が愛しいひとに重なる」「美しい景色の裏に 悲しい色を見てしまう」…って、それって…!としか思えず、ふおおおお…!!!てなりました(笑)。特に今年はね〜…。その上歌うつよしさんの頭上に、はらはらと花びらが降ってくるんですよ…!ソメイヨシノの演出では映像で花びらが舞っていたりしたことはあったけど、ほんまに降ってくるのは初めてだし、文章の内容と相俟ってもうホントに、ふおおおおおお……!!!としか言いようのない気持ちになりました(笑)。だってもう、座長の上に花びらが降るシーンしか思い浮かばないですよ…。大桜だよ…。
つよしさんがシンセに座って、『時空』。文章は忘れちゃいましたが(汗)。波型のレーザーが立体的に使われて、音と光のセッションて感じで幻想的でした。つよしさんも照明とか電飾とかいつも凝るよねー。
「嘘と現実の狭間で苦しんでいた時に 真実を教えてくれた」というような文に続いて、『赤いSinger』!これまたそんな文の後だから、またもふおおおおおお……!!!てならざるを得ず(笑)。ここでもマイクをスタンドから外して持ち、身体を折り曲げるようにしたりして、身体の奥底から歌ってるという感じすらする感情の込めようでした。この曲が聴けた上にそんな風に思いを込めて歌われて、本当に今日来れてよかった…!!と思ったのでした。
ここでタイトルが映し出され、ステージからつよしさん含め人々がさくさくハケていく。えええ?もう終わり?なの?と戸惑う空気の中、会場拍手。終わりなのかどうか皆戸惑ってたからか、アンコールを求める揃った手拍子にならず、ずっと普通の拍手が続いていたのがなんか印象的でした。クラシックのコンサートみたいだなと(笑)。そういやパープル様の初日の100年会館もそんな感じだったな…(笑)。


一旦アップしますー。アンコールはまた別途。