おさむらいさま

ファミリー祭りに突入してますが、タイミング外したおさむらいさま感想を。今書いとかないと書く気なくすなと(笑)。
やっぱり長くなったんで畳みます〜。


当初は20日昼夜のみの予定が、急遽来られなくなってしまったお友達がいたこともあってオーラスも入りまして、計3回観ました。何と言うかそのー…もう既に皆さん書かれてるように、なかなか感想の書きづらい内容だったんですが(笑)、色んな意味で非常に面白かったです。何せ20日夜公演が終わった時点で、チケあるんだしオーラスも行かなきゃいけない気がしてきた…とか呟きはじめてたわたくし(笑)。
あ、ちなみに今回S席は全く取れなくて、初回が3階のA席であと2回は参加席だったんですが、S席でなくてよかったとしみじみ思いました。アレでいちまんえんは厳しかった(笑)。1回くらい水かぶってみたかったけどねっ。ショックのいちまんにせんえんが安く思える…(錯覚)。でもA席や参加席の区分がなくて全部いちまんえんのS席のみだったとしても、4回公演(+プレビュー)だけじゃ経費回収できてないよねえ…このご時勢にあんだけ大企業のスポンサーを集められるっつうのはやっぱりすごいなと思いました。今回のだけ見てるととにかくヘンなおっさんにしか見えなかったんだけど(笑)。
でまあ全体通して思ったのは、つまりはカンサイさんプロデュースのイベントっつうのは、ファッションショーの延長なんだなあと。衣装とか映像とかダンスやフライング、水をバンバン使ったクライマックスと、自分がやりたくて他人に見せたいものをどどーんと見せる。それさえできれば満足!…みたいな。それにプラスして、何かやりたい大勢の素人を集めて、その勢いで人間の力を表現!…みたいな。こーちゃんたち出演者は完全にモデルさんであって、役者とは思われてないですね(モデルと役者の境目もあんまりないですが)。そういうショーならそれはそれで全然アリだと思うんですけどねー。ひとつひとつの要素は面白かったり綺麗だったりするんだけど、全体に漂うあの残念感は何なのか(笑)。
ひとつ言えるのは、なんだかとにかく素人臭かった、てことでしょうか。衣装とか映像とかはものすごく凝っててお金もかかってるし、こーちゃん始めおさむらいさんたちのパフォーマンスや生演奏も素晴らしかった。だがしかし、それらを繋ぎ合わせる土台がどうにもこうにも素人臭くて、それ故にプロの圧倒的なパフォーマンスが逆に浮いちゃったような。
カンサイさんは本番一発勝負で思わぬ力を発揮する、てのをやりたいんだろうなと思うんですが。でもそれができるのって結局、経験を積んだプロだと思うんですよね〜。素人はやっぱりちゃんと事前にたくさん練習をして、その上で本番で思ったよりすごいことが出来るかも知れない、ていうものだと。もっとお祭り的なものなら本番一発勝負でもオッケーだったのかもですが、今回のおさむらいはとてもそうは思えなかったなと…お祭りではあるんだけど、洗練された(はずの)ショーとしての面が強くて、こりゃがつがつリハせにゃいかんでしょーよと思いました。
何度も言いますが衣装は豪華だし映像は凝ってるし、色々すごかったのは確かです。こーちゃんとりいさちゃんのフライングはため息ものの美しさだったし、かいじさんのダンスパフォーマンスの躍動感に胸を掴まれ、トランペットの生演奏のカッコよさにテンション上がったり(これあんまり触れてる人見ないですが、すっごくカッコイイ演奏だったと思う)。やはりカンサイさんは素晴らしいセンスの持ち主なんだなと、それはとても感じました。が。
多分、カンサイさんが本当にプロデューサー&デザイナーに徹していれば、もっと良くなってたと…思うんですよね…。カンサイさんの思い描くものを形にする能力のある人に、実際の監督指揮を任せてしまった方が、エンタテイメントとしてはもっと素晴らしいものが出来た筈、だと。でもおそらくそれだとカンサイさん自身がつまらないんだろうな…(笑)。こういう人っているよねーとついつい思い出すのは、大/友/克/洋とか雨/宮/慶/太とか…脚本監督は誰か上手い人に任せて、アナタは原案とデザイン(とネームバリューによる宣伝と資金集め)だけしてた方がいいと思うよ、みたいな。
まあ何だかんだ言って、今回観に行けてよかったなーと思います。色々面白かった(笑)。とは言えもしS席初回のみだったら多分文句たらたらだったと…安いA席参加席で3回観れたからこそ、どんどん良くなっていく様も分かったし、割とのんびり楽しめたんだろうと。そんな訳で今回ばかりはふぁみくらに、外してくれてありがとうと感謝したい気持ち(笑)。


と、全体の感想はこのくらいで。我らがこういちさんは本当に美しくてかわいくて、ものすごくがんばってた!!です!!当たり前ながら!!
初回はところどころこーちゃんが苦笑してるのが見えて、そうね…苦笑するしかないよね…が、がんばって…!と手を握り締めつつ応援する気持ちでありました。次からはそんなこともなくなったしちょいちょい改善されてたので、口を出さずにいられなかったんだろうなと…。1日目終わってから友人たちと、これだけの舞台装置と資金と1ヶ月の稽古期間をうちのこういちさんに与えてくれたらどれだけすごいものが出来るかと!!…と、ついつい言い合ったり…。ちがうのよー今回楽しみにしてたのはこーちゃんが他人のまな板の上でどう料理されるかってことだったのよー!まな板の上に乗ってはみたけど、料理人がお皿や盛り付けばかりやたら凝っててメインディッシュはあまりにテキトーだもんで、ちょっと包丁貸して…フライパンも借りていいっすか…と、まな板の上に乗りつつ自分も料理に手を加え、みたいな状況になっちゃったのかなーと…。や、フライングに関してはこーちゃん専門分野だし、命に関わることでもあるから、本人ががつがつ口を出していいところだと思いますが。他の部分は料理人の腕次第だったはずで。こーちゃんが腕のいい料理人に美味しく料理される日は来るのだろうか…。
それにしても今回しみじみ感じたのは、こーちゃんの能力の高さですね。いつもと違う機構や状況での難易度高いフライングも、綺麗に決めて見せてくれて。ショックでの赤い布でなく白い布を使って優雅に飛ぶお姿は、まさに天使か妖精か…でありました。我々見慣れちゃってるんで当たり前に感じてしまう部分もありますが、こーちゃんのフライングは本当にこーちゃんにしか出来ないことなんですよねえ。だってしるくどそれいゆの人より綺麗なんですよ!前にテレビでしるくどそれいゆの人がこーちゃんと同じリボンフライングをしてるのを見たんですが、ふらついていたし姿勢もあまり安定してなくて、こーちゃんのが全然綺麗…!とびっくりしまして。それは女性だったので筋力がどうしても足りないのかなと思うんですが、多分あの姿勢を安定させられる筋力のある男性だと、普通は体格的にあのフライングは無理なんだろうと。筋力あるのに細くて軽いこーちゃんだからこそ、あの美しいフライングができるんだなーと。本人の努力プラス才能と奇跡、というこーちゃんの存在そのものを象徴しているのがリボンフライングなのかも知れない、と思うのでした。


これで長かったソロ期間もようやく終わりを告げて、いよいよキンキの季節到来!!こーちゃんおかえりー!!つよしさんに色々話聞いてもらうがいいよ…。
ちなみにテレビ雑誌は当たり前のごとく5誌全買い(笑)。PVもCMも見れてませんが、そろそろCSでフルが見られると思うので楽しみです。またその辺はおいおい…。