平安神宮 月夜の宴

ひと足早く平安神宮でのライブに行って参りましたので、その感想をちょっと。

あ、その前にひとつ…上に置いている横浜チケの掲示、交換からお譲りに変わりましたので、ご希望の方がいらっしゃいましたらご連絡下さいませ。


ちなみに開場時間・開演時間共につよしさんのライブと同じだったんですが、開場から開演まで30分しかなくて大丈夫なの?と思ってたら、案の定開演しても人が入りきってませんで。バンド演奏が始まる中、多くの人がざくざくと急いで席へ向かっていく状態(下が砂利なのでざくざく音がします)。やっぱり1時間前に開場するべきだよね…。なので、時間に余裕のある方はなるべく開場時間には行かれることをおすすめします。特につよしさんのライブは平日なので仕事を終えて駆けつける方もいらっしゃるでしょうし、開演間際は混雑しそうな気が。
あと終演後は京都駅行きの臨時バスがかなり出ていたようです。と、そんな感じでご参考まで〜。

そして今迷ってるのは、チケットあるのは7日だけなんですが、6日も音漏れを聴きに行こうかどうしようかと…。ステージの作りは同じであれば応天門の方を向いているので、門の周辺にいれば十分聴けるかなと思うんですが…薬師寺と違ってその辺にいても周辺住民の方に迷惑になることはなさそうだし(いてもいいのかどうかは分かりませんが)。
どなたか6日に同じこと考えておられる方、いらっしゃいますかね?


長くなったので畳みますー。


で、月夜の宴(うたげ?えん?と思ってたら、えんでした)。kokuaという企画バンド(っていいかどうか分からないけど他にいい言葉を思いつかず…)をメインに、ゲストボーカリストとしてmiwaさん、Coccoちゃん、ASUKAさん、そしてシークレットでKANさんを迎えてのライブ。kokuaというのはスガシカオさんを中心に、ドラム屋敷豪太さん・キーボード武部聡志さん・ベース根岸孝旨さん・ギター小倉博和さんというメンバーで、先日SHOCK特集が放送されたNHKの番組のテーマソングがこのkokuaの曲なんでした。豪太さんに武部さんとキンキファンには馴染み深いメンバーさんな上、そんなご縁もあったり。ちなみにベースの根岸さんは、よくCoccoちゃんの曲のアレンジやプロデュースをしている人でもあります。

何故このライブに行ったかというと、お目当てはシカオちゃんCoccoちゃん。もうずっと好きなのにまだ一度も生で見たことがなかったんですが、たまたまこういうライブがあると知って、これは行かなきゃならないような!とCoccoちゃんファンの旦那を巻き込んで見に行ったのでした。

OPはまず、そのkokuaの曲。初生シカオちゃんkokuaとしてはまだこれともう1曲くらいしかオリジナルがないそうです(笑)。おお!この曲知ってるけどなんだっけ!と思ったら、前述の通りだったんでした。てかシカオちゃん好きなくせにそれぐらい知っとけっていうね…。

それからmiwaさんが紹介されて登場。知らない人だなあと思ってたら、今年の3月にデビューしたばかりということでした。とてもかわいらしい娘さんで、歌声もすんなりと伸びて透明感のあるかわいい声。まずシカオちゃんの『愛について』をシカオちゃんとデュエット。爽やかな曲になってた(笑)。2曲目は尾崎豊カバーで『僕が僕であるために』(カラフルというアニメ映画のイメージソングとして歌ってるんだそうな)。3曲目はタイトル忘れちゃったけど、彼女自身のデビュー曲。なんていうか、やっぱりオリジナル曲がいちばん本人に合うのかなーと…3曲歌った中ではそのデビュー曲がいちばんよかったかな。

次にCocco。初生こっこちゃん!シカオちゃんから紹介されて登場したこっこちゃんは(同期デビューだけど一度も会ったことがなかったそうな。タモステとかも一緒にならなかったのかそういや)、バレリーナみたいなやわらかいひらひらした生地の衣装で軽やかに走り出てきて、妖精さん…!と思ってしまったり(笑)。1曲目が『強く儚い者達』で、初めての生歌でこの曲が聴けるとは!後で聞いたら旦那はこれで泣いたそうな(笑…旦那も初こっこちゃんでした)。当時のCDとちっとも変わらない歌声だけど、ずっとやわらかく響いた気がする。2曲目は最新の『ニライカナイ』。デビュー曲と最新曲を続けて聴けたのも嬉しい!最初の「イーーーヤ、アーイーサー!」という合いの手がすごい迫力で、ぞくぞくしました。活動再開してしばらくは優しい感じの曲が多かったけど、この曲はこれぞCocco!という感じでやっぱりぐっとくる。3曲目は『樹海の糸』。これは特に好きな曲というほどではないけど、やはり当時よく聴いていたので、今こうして初めての生こっこちゃんの歌声で聴けるというのは感慨深く。あ、1曲目のあとにちょっと挨拶をしてたんですが、タモステで見るまんまのしゃべり方で。リラックスしてるともっと普通にしゃべるのに、緊張するとやっぱりこうなるのね〜。「こっこといいます。沖縄の女です」とたどたどしく言ったあと、すごい早口の滑らかな英語で何か二言三言しゃべって(サンキューしか聞き取れなかった…)、2曲目に。英語話せるんだろうなとは思ってたけど、英語がさっぱり駄目な私からするとネイティブとしか思えない流暢さでちょっとびっくり。←好きだけど生い立ちとかプライベートなことはあまり知らないもんで…。 すごい迫力の歌を歌い、でもしゃべるとたどだとしく、そしてまた風のごとく軽やかに走り去っていったこっこちゃんは、やっぱり妖精さんのようでした…。(←色んな意味でね)

それからシークレットゲスト、KANさん。「KANさん!」と紹介されて登場したのは、何故か平安貴族。遠目では誰だか分からず、え?KANなの?ほんとに?と思ってたら、ご本人でした(笑)。平安貴族らしくしずしずと歩いてきて、「わたくしが20年ほど前、西暦で言うと774年に発表した曲を歌わせていただきます。歴史にお詳しい方は是非ご唱和下さい」(今が平安京遷都の年らしい・笑)と言って歌い始めたのは『愛は勝つ』。ごく正直に言えばわたくしはあまり興味のない人なんですが(ファンの方すみません…)、青春まっさかり(…)の当時に大流行したこの曲を生で聴けるっていうのはやっぱり嬉しかったです。普通に歌えるしねー。2曲目は『プロポーズ』という曲でした。うーんしかしアレだな、生歌あんまりその…(ごにょごにょ)。ええと、ファンの方いらしたらほんとすみません…。この人の魅力はそういうことじゃないんだろうな、というのは何となく分かりますけども。

トリはASUKAさん。ステージに登場するだけで、やっぱり貫禄がありますねえ。1曲目は『はじまりはいつも雨』!この方もわたくし的にはさほど興味のない人なんですが(ファンの方ほんとすみません…)、これまた我が若かりし頃に大流行した曲なので、おおーとちょっと感動。と同時に兄弟で剛さんが歌っていたのもまざまざと蘇り、歌声と映像が脳内で重なって再生されたり…僕は上手に君を愛せてるかい!ねえ!(ええと…)(二重にファンの方すみません…) ASUKAさんだけ4曲歌ってて、やっぱり大物は扱いが違うのねと思ったり。4曲目はシカオちゃんとデュエットしたんですが、歌い始めてしばらくしたらASUKAさんの方が間違えたらしく、やめやめ!と演奏を止めて「これ放送されるんだよね?」とやり直し(笑)。「俺が間違えたかと思ったー」と大焦りのシカオちゃんでした。

これでひとます本編終わり。この時点で開始から1時間半ほどで、はえーな!と思いながらアンコールの拍手をしていると、シカオちゃん始めkokuaのメンバーが再登場。「俺あんまり歌ってないんだよね…でもkokuaでは曲がないんで、俺の曲歌っていいかな」と、メンバー紹介兼ねて『午後のパレード』。本編はほぼしっとりめの曲ばかりだったんで、ここでようやくノリのいい曲がきてうきうきするわたくし。うーんやっぱり一度シカオちゃんのライブ行きたいな〜。でもまー欲を言えば、ゲストの皆さんも初期のヒット曲を歌われてたんで、『ドキドキしちゃう』とか『夜明けまえ』とか聴きたかったかな〜とも思いましたが。『愛について』はmiwaさんメインで歌ってたしね。あ、ちなみにシカオちゃんはmiwaさんの時はずっと一緒にステージにいましたが、あとのお三方の時は紹介だけして引っ込んでました。

それからゲストの皆さんも再登場して、「僕の曲ではないんですが、僕の作った曲を一緒に歌いたいと思います」と『夜空ノムコウ』を全員で。終わり際にこっこちゃんが全員をひとりひとり指して名前を呼び(根岸さんのことはやっぱり「ネギー!」て呼んでた・笑)、シカオちゃんと一緒にジャンプして締め。皆で手を繋ごうと促したり、全員で客席に一礼した後手を合わせてまた一礼、更に背後の大極殿に向かって手を合わせて一礼、とこっこちゃん先導。えーとここはホスト役のシカオちゃんがそゆことやる場面では…?と思いつつ、テンション高くそういうことしてるこっこちゃんはかわいかったし、周りの人もにこにこしてて、なんか許されちゃうキャラなんだろうなーと。
と、そんなこんなで約2時間、楽しかったです!残念ながら雲が多くて月は見えなかったけど、お天気も悪くなくてよかったー。