薬師寺総括

うっかりすっかり日にちが空いてしまいまして…記憶も既に薄れているし(おい)、オリスタ様でうっきうき☆しててそちらも書きたいところですが、まずは薬師寺ライブ感想です。レポではなく感想なので、ライブを観てない方には不親切な内容になりますけども、詳しいレポはよそ様でご覧いただければと…(こら)。
長くなったので畳みます〜。携帯の方は長くてすみません(汗)。



10日はとにかくお話の長いつよし様でした…。9日は普段のキンキコンと同じように、MCはまとめて途中に2回と最後に挨拶兼お話、だったんですけども。10日は歌う前にしゃべり、1曲歌ってしゃべり、また1曲歌ってしゃべり、それがまた長くてちょっと気が遠くなりかけました…。石舞台の時も去年の薬師寺も1曲歌ってはお話、みたいな感じではあったんですが、別にキツいとかは全然思わなかったんですけども。何が違ったかと言うと、確実に10日は1回1回のお話が長かったし、あと内容もちょっと初期のエンドリタンクを思い出す感じで、とにかく話したいことを話す!みたいな雰囲気があり。全部がそうだった訳ではないんですが、最初の3曲(空、ソメイヨシノ、春涙)のそれぞれ前後でのお話についてはそんな感じがしました。あのー、曲について解説をされてましてね…わたくし雑誌やラジオで本人が曲についてがっつり語るのは全然気にしないんですが、ライブではほどほどにしていただきたいんですよね…。特に、細かいフレーズについてまでこれはこういう意味で…とか語られるのは、ほんっとにやめていただきたい(泣)。9日はそういうのほとんどなかったんですけどねえ…昨日がああだったから今日もそうだとは限らないという、そうよねそれがつよし様よね、と(笑)。
初期のエンドリタンクというのはみなとみらい公演の前半のことなんですが。何故それを思い出したかというと、まずお母様に関するお話が多かったんですね。ソメイヨシノを歌う前に、お母様と桜を見た時のことが切っ掛けで書いた曲だという話から、最近お母様が怪我で入院されていたこと、そしてお母様に対する思い…みなとみらい前半の時もソメイヨシノの前にそういうことをすごく長く話していたので、あの頃の雰囲気を思い出したんでした。エンドリとしての最初のアルバムのレコーディング中にもお母様が病気で入院されていたので、その頃の状況と重なったことで、そういう話をしたのかなーとは思いますが…それにしても9日にはそこまで話していなかったので、何故今日だけ?と首をひねったのでした。
それと何となく内に籠るというか、客に向けて語るのではなくとにかく自分の思いを滔々と語る、という雰囲気がちょっと感じられまして…それが初期のエンドリを思い出させたのかなあと。あの頃と違ってそれで終わる訳ではなく、後半のMCは客に語りかける最近のつよしさんの語り口になっていたのでほっとしましたが、前半はホント久々にキツかったです…。それこそみなとみらい以来、ぐらいの感じでありました(苦笑)。あくまで私にとっては、ですけどね!勿論違う感じ方をされた人もいらっしゃるでしょうし、あくまで私の個人的な受け取り方ですので。
誤解されるといけないので蛇足な補足をさせていただきますが、つよしさんとお母様の関係についてどうこう言う気は全くありません。よそ様のご家庭のことだし、お母様は芸能人でも何でもない一般の方ですので。それに男は大なり小なり皆マザコンであり、男の最大の弱点は妻でも恋人でも子供でもなく、いつまで経っても母親だと思いますんで(笑)。確かにつよしさんとこはちと濃いですけども、反抗期を迎える前に親元を離れたことや、病気や苦悩で落ち込んでいた頃にひどく心配をかけたことなどあって、大切にしたい思いが人一倍強いんだろうなと。それにつよしさん、お母様に限らず愛情が濃ゆい人ですからね(笑)。つうか何もかもが濃ゆい…。

ええと、そんなこんなで細かいお話の内容よりも、つよしさんの内面で何があったのかの方が気になった10日でありました(笑)。まあ何か一夜で思うところがあったんでしょうな…。そういやSiの時、大阪ではMCでその時開催中だったオリンピックの選手のモノマネをしたり(水泳の北島選手のモノマネが激似でした・笑)、アンコールではメンバーさんと作った爆笑グッズ販促ビデオを流したりしてすごく楽しかったのが、その後のたまアリでは笑い一切なし・とにかくつよしさんの思いを滔々と語るMCになって、どどどうしたのつよしさん(汗)?と困惑したのを思い出しました。確かあの時は大阪の打ち上げで、メンバーさんたちから温かい言葉をもらいミュージシャンとして認めてもらえたことに感激して、最後は音楽と自分の思いだけを表現しようと思った…というようなことだったなあと。まああの頃のような極端さはないし、基本的には腹の据わった31歳の男前なんですけれども、やっぱこの人一生思春期なんだなーとしみじみ思いました(笑)。ま、大人の思春期ですけどね!(なんだそれ)
あと大したことじゃないですが…9日か10日か忘れましたけど、かわいいーと客から声が掛かるのに対し「31歳のおっさんですよ」と何回か言ってて、あれ?と思いました。去年とかは「かわいいのは分かってます」「だからここにいるんです」とか返して、客席をきゃーきゃー言わせてたのに(笑)。なんか苦笑気味に言ってる感じで、ちょっとツボりました(笑)。

それから曲について。

『空 〜美しい我の空〜』
♪今日も何かを疑って♪から始まるアレンジ。いきなり♪赤い詩♪と歌われてドキッ(笑)。9日はやや苦しそう?と思う声でしたが、それで余計にかラストの♪あなたを愛していると♪が凄まじかった。そして10日は♪赤い愛♪…去年の紫さん初日の奈良ライブで、「赤は愛、青は痛みの色」って言ってたなあ、と思い出しました…。そんで遡ればロッソの時、アルバムタイトルについて「キンキのイメージカラーでもあるから」って言ってたよね…。
ソメイヨシノ』 ホーンも加わったことで、久しぶりに原曲に近いバージョン。ピアノのみで聴かせるアレンジもいいですが、やはりバンド演奏がかっこいい!
『春涙』 アルバムでは印象の薄い曲(私にはね)だったんですが、昨年の薬師寺からちょっと印象が変わったかな…ちょっと好きになってきました(笑)。
Love is the key』 昨年のエンドリ・石舞台とテンポ遅めでしたが、9日はほぼ原曲どおり。でも10日はまたややゆったりめに。歌い方は強弱のつけ方とか、2日間ともかなりエロかったです(笑)。
『Chance Comes Knocking』 イントロで客席大盛り上がり。お寺でハイヤー(笑)!途中セッションが入り、昨年の紫さんのセッションでやってたお遊び的なのもあり(ホーン隊に一定のフレーズを演奏させ、その間につよしさんは狙いを定め、メンバーさんをランダムに指さしてソロ演奏をさせる、という感じ)。途中客席に向かっておケツふりふり、腰をぐいぐい回し、客席きゃー。相変わらず分かってらっしゃる…(笑)。この辺、モニターがあると表情が分かっていいんですけどねえ。狙いを定める目つきがめっさカッコよくて、何とも色気があって堪らんのですよねえ(笑)。♪ハイヤ〜♪と歌う声が、初期より低く太く腹に響くような歌い方になってるのがかっこいい!
『Blue Berry』 これも大盛り上がり。お寺でブルベリジャンプ(笑)!モニターがないので回数を指示する指が見えにくいし、9日は下はぬかるんでるし(私の席はね…)でやや戸惑い気味な客席でしたが、皆がんばって飛んだよ!帰ったらジーンズの裾にしっかり泥が跳ねてましたけど…。
『時空』 聴き覚えがなくて9日は新曲?と思いましたが、石舞台のOPと似てたというのを見かけて…あれ(笑)?私行ってたのになあ(笑)。10日はタイトルを言い、奈良をイメージして作った曲だと言ってました。つよしさんキーボード。何となく久/石譲っぽいなーと思いました。
『Say Anything』 石舞台では、女声コーラスがなくてちょっと淋しいような気がしたけど、今回はもう感じませんでした。波型のレーザーが綺麗。10日はここで睡魔に襲われたわたくし…すみません…。ちと昼間にバタバタしたり歩き回ったりして疲れてまして、そんでこの曲がまたそれこそ波みたいで気持ちよくてね…(笑)。
『これだけの日を跨いできたのだから』 この曲が始まると、もうライブ終わるんだなという感じがします。昨年と同じくホーン隊による導入部あり。終わりの方がかなり即興ありました。9日は「光を放て」「一つの光を」「愛で繋げ」「君たちの愛を僕に捧げて 僕なら大丈夫 君たちの痛みも苦しみも 受け止めるから」「君たちの愛を僕に捧げて」と歌われて、ええっさっきアナタ愛を求めるのではなく捧げるって言ったじゃん!て思ったら、その後に続いた「君たちの痛みも苦しみも 受け止めるから」でいやーんかっこいいーっ!てなりました(笑)。愛には痛みも苦しみも伴うと、でもそれを全て受け止めると! 10日は「時代の黒い波に 流されるな 飲まれるな 逆らえ」というフレーズがすんごい印象に残りました…かっこよかった…。そしていつもの締めくくり、「愛に生きて愛で死ね」…もう、すごかったです…。2日間とも痺れました…。かっこいい…。こういう瞬間があるからこそ、私はつよしさんのファンなんだ、と実感いたします…。
ファンクセッション お寺でファンク!踊りますよ!これだけの〜が終わって暗転、数瞬してパッと大講堂一面に鮮やかな映像が映し出される演出に思わず声が。鹿とか空とか桜とか、つよしさん的奈良キーワードの写真を色々組み合わせてあるような感じ。曲に合わせてレーザーが形を変え、更に七色に変化し、光の演出もセッションの内なんだなーと。すんごい綺麗で迫力ありました。セッション中はステージにはほとんどライトが当たらず、光の演出を際立たせる為なんだろうなと。つよしさんがどこにいるのかしょっちゅう分からなくなりましたけど(笑)、下に降りたり講堂内に入ったりしてギターを弾いていた模様。10日は9日よりちょっとだけ中央寄りだったので、紫や黄色にライトアップされた弥勒如来様がちらっと見えてちょっと感激。薬師寺ライブ3回目でようやく見れた(笑)!講堂からつよしさんがギター弾きながら出てくるのもちょっと見えました。DVD思い出して、あんなだったのかなーとドキドキ。ラストに講堂の両側から4本のサーチライトが空へ伸び、巨大な三角に。


…とまあなんやかんやツッコミつつも、終わってみるとやっぱり、またライブ行きたい!エンドリ全ステしたい!ついて行きますつよし様!と思うのでした(笑)。今年もまた夏にエンドリ様に会えるなんて嬉しいvv