エンドリ@名古屋19日 ※追記あり

かわいくかつカッコ良くて悪いオトコな、最強艶鳥様でした!
やっぱ夏は艶鳥様!

今回テーマカラーなのか、ピンク基調のお召し物で、初っ端の照明もピンク。すごく怪しい雰囲気(笑)。柄on柄の奇天烈衣装にタンクを思い出してテンション上がるっす!踊りまくって飛ばされて、楽しかったー!!
ネタバレになるのでとりあえず曲名は避けますが、とある曲の歌詞替えがすごいグッときました。

最後の即興、「僕らの愛の歩みを 僕らは歌おう」みたいなことを歌ってたのがなんというか…昨日の座長特番とJコンDVD(あれから全部通しで観ました…)の後なので、胸に沁みました。あと「愛で愛で 死のう」とか…。

あーもう、ほんまにエンドリ様素敵!大好き!!
ひとまずそんなところで…後程またレポりたいと思います〜。JコンDVDの感想も書きたい…。


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ここから追記。MCとか印象とか、ネタバレしない程度のことを。でも全く何も情報を入れずに今後の公演を見たい方は、読まない方がいいかもです。



とにかく暑かった名古屋、つよしさんは最初から汗だく。登場時の衣装もめっさ暑そうだしね…あ、その登場時の格好がものすごい怪しくて、変質者!と思いました(褒め言葉・笑)。H/E/N/T/A/Iつよし様大好き☆
そんでライブ全体を通して見て、あーエグくいくってこういうことかーと思いました。なんつか、タンクの時のどぎつさ再び、みたいな。でもタンクの時と違うのは、つよしさんの中でしっかり消化されて出てきているどぎつさというか。前はとんがってたというか、わざとどぎつくしようとしていたような部分があったのかもなあ、と何となく思いました。俺はほんまはこんなんやねん、お前らこんなんでもついて来れるか、とファンを試していたような…んでついて来るファンがいることが分かって、どんと腰を据えて自分の中の変態さをガツンと出してる、みたいな。まあ私がそう思っただけの、単なる印象ですけどね。
でもそう思ったのには一応根拠がありまして。MCは3曲ぐらい続けて歌った後とアンコール頭での2回だったんですが、1回目のMCの中での発言がすごく印象に残りまして。1回目は最近起こった笑える話をのんびりした口調で語っていて、素っぽい雰囲気がちょっとかわいいなーなんて思ってたんですが。まずご家族と共にお墓参りに行った時の話をして、たまたま出会った人が面白かったとか、帰りの新幹線のダイヤが乱れて遅れていて車内放送がテンパってたとか、そんなことを面白おかしく話してました。そこから最近飛行機に乗った時にCAさんから声をかけられた話になり、「前もご一緒しましたね」とか言われてそんなん覚えてるか!と思った、というようなことだったんですが。そのCAさんに去年でしたっけ?と訊いたら、「いえ、昨日です」と言われたんだそうで。今月の札幌か福岡行きの時のことかと思われますが、そこははっきり言ってませんでした。そしてつよしさんはその時のことを、過呼吸になるかもとドキドキしてる時にそんなん覚えてるかい、という風に言ってたんですね。飛行機に乗る時はなるべく前夜あまり寝ないようにして、いざ乗ったらクラシックを聴きつつあーここで転調するんかーとかとにかくどうでもいいことを考え、気を散らしているうちにいつの間にか眠ってその間に飛んでいる、というパターンが理想的なんだそうですが(前にもラジオで言ってたような)。その日はそれが上手くいかず、つい音楽に聴き入ってしまって眠れないまま飛び立ったんだそうです。それで不安になってドキドキしていたので、CAさんの顔を覚えているような余裕はなかった、という話だったんでした。
で、過呼吸の話をしていたと文章に書いてしまうと、そんな話をしていたのかと驚かれてしまうかもですが。実際はすごく穏やかというかごくごく普通の口調で、寝不足でぼーっとしていたとかトイレを我慢していたとかそんな程度の話をするようなノリでして。お客さんも皆笑っていたし、そんな笑えることがあったんだよと日常の話としてさらっと口にしていたんでした。私はさっぱり笑えなかったんですけども…こんなさらっと笑い話としてステージで話せるなんて、とつい思ってしまって。だって昔の話じゃないんですよ、今もまだ過呼吸が完全に治った訳ではないんですよ。緊急ツアーでもなったことがあったし。過呼吸といったら数年前の最も辛かった時期、それこそ自殺を考えた時期の記憶が必ずついてくる訳で、でもそんなことなかったみたいにつよしさんは笑って話してたんです。なんてこのひとは強いんだろう、ここまでなるのにどれだけ努力し歯を食いしばって耐えてきたんだろう、と…こんなことを書くのは多分つよしさんの意図には反することだと思うんですが、でも書かずにいられなくて。
実は私の身内にもいるので、それで余計につよしさんの言葉が胸にきたんですが。私の身内は数年前からずっと薬を飲み続けていて、もう何年も電車や飛行機に乗れず、移動は全て車。薬を飲んでいれば何とか症状を抑えて生活することはできますが、治そうと思ったら症状の出てしまう状況(この場合電車や飛行機。つよしさんはステージも)に身を置いて慣らしていかないといけないんですね。でも、薬を飲んでいてすらどうしても怖くて、たった一駅も電車に乗れないんです。そういう様を知っているので、つよしさんが一体どれだけ死ぬような思いをして頑張ってきたのかと…しかも薬を飲まなかったそうですしね…(←数年前、風とロックのインタビューで言ってました。ご存じない方も少なくないと思いますが)。
で、タンクの時はそういう過呼吸のこととか、死にたかった時期の話とかをする時は、いつも俯いて淡々と話していまして。なるべく大袈裟にせずにありのままの自分の話をしようと、そんな印象があったなあと今にして思います。派手な衣装やボディペインティングも工夫を重ねたステージングも、こんな自分でもこんなことが出来るんだと鼓舞しているようであり、そしてその様を同じ病気で苦しんでいる人に知ってもらいたいという意味もあった(これは本人が言ってました)んだなあと。加えてこんな俺でもついて来れるかと試す意味もあり。勿論自然に湧き上がって来る衝動ではあったと思いますが、それをより自分だけの表現にしようと必死になっていた、のかも知れないと。まあそれは私の想像ですけども。
でも今回のつよしさんは、すごく自然な感じがしたんですね。気負わずに、ただ愛を込めて音楽を奏で歌い踊り、この時間を楽しんでいる。そんな風に見えました。そういう印象が私にとって端的に表れていたのが、上記の飛行機での話だったんでした。
座長特番を見た翌日だったんで、余計にこういうことを考えちゃったってのもあり…ああやっぱりこのひとは、あの座長の隣に立てる、立つべきひとなんだなあと。誰が何と言おうと彼らは素晴らしい唯一無二のふたりであり、そんなふたりのことを好きだというのが誇らしい、と。そんなことをライブ後にホテルでひとり乾杯しながら、ぐるぐる考えていたんでした(笑)。

長くなったんで、ネタバレ的なことはまた別途書く…かも書かないかも。(えええ)